医療法人葵会にしだJクリニック

岸和田市|内科・ペインクリニック・リハビリテーション科・訪問診療・訪問看護・在宅ホスピス

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INFO

ペインクリニック

“痛み”は生体防御のためには不可欠な感覚ですが、万人にとってできれば避けたい嫌な感覚の一つです。

一昔前は”痛みに耐える”ということが美徳とされ、やがて治まるだろう痛みを耐え抜くことで、早く治る等と誤解されていました。”痛み”は”炎症”という現象が存在するシグナルであるため、どの程度の痛みかが、どの程度の炎症かということのバロメーターとして評価されてきました。むやみに鎮痛剤等で痛みを抑えてしまうことが、重篤な炎症を見逃す可能性を生み出すこととなっていたのです。

しかし近年、炎症を測る検査が普及し、そうしたものさしでなくても炎症の有無、程度がわかるように確立されてきています。

実際に、生理的には、本来生体を守るべき炎症という反応は、度が過ぎると生体を攻撃してしまうという現象を起こします。炎症の経過が短く、発痛物質の生成が少ないほど生体のダメージは少なく治りが早いということになります。また、長期にわたる強い疼痛は、場合には、人格さえも荒廃させます。

痛みは可能な限り取り除く。結局、それが早い”治癒”につながる。そういう理論のもとにペインクリニックはあります。神経ブロックだけでなく、あらゆる方法を用いて全身状態の改善に努めるというものです。

在宅医療

死は誰にでもおとずれます。事故のように突然であったり、癌のようにゆっくりであったり。

人生を自分らしく生き、自分らしく終わる。

その手助けがしたいという考えから当クリニックでも在宅医療を実施しています。

何らかの慢性疾患をもち、通院しなければならない人の中に、医師、看護婦が管理していれば、必ずしも入院加療しなくてもいい方がいらっしゃいます。在宅で医療を提供することで、生活の質が向上し、自分の願う生活が続けられる。自分の場合もそうしてほしいような医療を実現したいのです。

在宅にこだわっている理由は、自分が自分らしくしていられる場所が「家」であることが多いからです。たとえば、もし病院で安心して死にたいという考えの人がいたら、しかるべき病院を紹介し、手配させていただくでしょう。

また、自分の癌が不治の病であるとわかったとき、いかに自分の納得のいく最后のときを形づくるかを考え、そういう病との闘い方もあると思うのです。喜多病院在職中には様々な患者様と出会い、死に立ち会わせていただきました。様々な人生とかかわり、患者様とともに、泣き、笑い、人生を過ごしたいと思うのです。

医療保険でも、介護保険でも、対応しています。よりよい方法で、医療を提供していきたいと考えています。どうぞ、お気軽にご相談ください。

訪問診療と訪問看護
当クリニックでは、医師、看護婦が計画を立て、定期的に訪問する訪問診療、訪問看護を実施しています。寝たきりの状態にある方、通院困難な方、癌患者さんなどで、自宅での療養を希望される方の診療、看護を、訪問にて提供させて頂きます。
ご家庭で療養をしていくことは大変なことではありますが、住み慣れた家、地域での療養は何ものにもまさるものです。スタッフ一同、全力でご協力させていただきます。在宅患者様には、24時間いつでも連絡がとれるようにしていますので、遠慮なくご連絡ください。必要な場合には、医師または看護婦の訪問を、適宜行います。
訪問回数

訪問回数は、患者さんの状態により様々です。基本的には状態が落ち着いておられれば、2週間に1回の医師による訪問診療と週1回の訪問看護を行います。また、処置などが必要な場合には、訪問の回数を増やすこともあります。
訪問日

毎月月末に、翌月の訪問予定のカレンダーをお渡しします。

訪問予定日の朝9時~10時頃に看護婦が電話にて、状態確認をさせていただきます。この時、病状に変化があった場合には必ずお知らせ下さい。その上で、おおよその訪問予定時刻を相談してお知らせします。

訪問で行うこと

診察、バイタルサインチェック(血圧、脈拍、体温、酸素飽和度測定、意識や呼吸回数などの測定と観察)をした上、必要と判断した場合、検査、注射、点滴などをします。

在宅でできる検査には、ある程度限りがありますが、採血、採尿、心電図、エコー等が可能です。処置(床ずれ)、カテーテル等(胃瘻、腸瘻、気管切開チューブ、膀胱留置カテーテル、中心静脈ルートなど)の管理、保清(体を拭いたり、シャワーや入浴の介助)、設置している医療機器(吸引器、吸入器、酸素濃縮装置、注入装置など)の点検なども行います。

その他のお手伝い

介護認定の申請も代行できます。

療養に必要なサービス(家事援助・身体介護などのホームヘルパー、デイサービス、デイケア、ショートステイ、入浴サービス、医療用ベッドなどの器具のレンタル)の利用についても、適切なケアプランセンターをご紹介し、ご相談に応じます。


投薬について
内服薬、外用薬については、処方箋をお渡しします。近辺にご存知の調剤薬局があれば、そこで薬をもらって下さい。希望すれば、配達、服薬指導を薬剤師に依頼することもできます。この場合は、介護保険の方、医療保険の自己負担がある方は費用が別にかかりますが、夜間や休日に急に薬が必要になっても対応してくれるので安心です。

費用について

基本は「医療保険一部負担金」+「交通費」+「介護保険利用料」です。

医療保険では現在のところ、2級以上の障害者手帳や、ある程度重症の特定疾患(いわゆる難病)の手帳のある方などは、無料です。70歳以上の老人の方または65歳以上で医療証をお持ちの方は定額(当クリニックは診療所定額制を届けています)です。

一方、介護保険は1割負担です。

一回あたりの交通費は、クリニックより直線距離で2㎞以内は無料、2㎞以上4㎞未満は250円、4㎞以上は500円としています。ただし1ヶ月の交通費最高額は6000円です。(介護保険での訪問看護の交通費は不要です。)


入院が必要なとき

入院となる原因、状況によって、いくつかの病院と連携をとっています。オープンベッドを持つ府中病院では、主治医は西田医師のままでの入院が可能です。また岸和田市民病院や徳州会病院などの大きな病院とは、それぞれの地域連携室を通じて、入院加療の手配をさせて頂きます。


歯科やその他専門医の受診が必要なとき

在宅で往診してくれる歯科医、専門医に依頼しています。その上で、検査の為に外来受診が必要となれば、ガイドヘルパーなどの手配も致します。

リハビリテーション

運動で健康に! 健康のために運動を!

近年、スポーツ人口、「健康のために運動を」という方が増加しているようです。しかし、運動のためにケガをしてしまったという方が多いのも現状のようです。

そんな矛盾がないように、安全に、私達クリニックのスタッフがお手伝いしたいわけです。

痛みの改善、生活習慣病の治療をお手伝いします。

自分で自分の体を守る。そのために、物理療法(低周波治療・ホットパック・けん引等)と運動療法で、あなたの体力に合わせたメニューを提供し、継続していけるように指導していきます。